最上級の英語表現!英文の作り方と覚えておきたい語形の変化のルール

最上級とは、「~よりも高い」「~よりも面白い」といった比較の表現ではなく、「一番高い」「最も面白い」、または「一番悲しい」「一番低い」といったような最上や最下である物や事柄、人を説明するときに用いられる文法です。

「このグループの中で一番良い」など、対象の物事や人を、そのグループ内で比べる時によく用いられます。

例えば、「私の友達、クラスで一番頭が良いの!」「僕の弟、家族の中で一番面白いんだ。」という話は日常会話でよくしますよね。

英語も同様に、このような会話をするために作られたのが最上級と呼ばれる文法なのです。

今回は、最上級の使い方を解説していきます。

最上級の英文の作り方

最上級は「 the + 最上級の形容詞」で表現します。

まず最初に抑えるべきポイントは、最上級の時には必ず形容詞の前にtheがつくということです。このtheをつけ忘れてしまうと試験で減点にされてしまうので、注意してください。

そして、最上級の形容詞は音節の数によって変化します。

形容詞の最上級の変化と音節の関係

この変化には単語の音節が大きく関わっていきます。

音節とは、子音の中に母音(a,e,i,o,u)が1つ含まれている音を1音節として区切るルールです。

Importantで例えると、音節はim・por・tantと区切られます。※母音が重なっている2重母音は例外なので注意しましょう。

この音節によって最上級の語形の変化が異なります。

形容詞で2音節以下の場合、語尾にestをつける

形容詞が2音節以下で構成されている単語には、語尾にestをつけます。2音節と聞いてもピンと来ないと思うので、短い単語と思うと良いでしょう。

例としては、happyやtall、shortなどが挙げられます。

  • Happy→the happiest
  • Tall→the tallest
  • Short→the shortest

となります。

ただ、短いと判断して選んではミスの原因となるので、わからない単語があれば必ず辞書で音節の確認を行うようしましょう。

形容詞で3音節以上の場合、単語の前にmostをつける

次に、音節が3音節以上ある、長い音の形容詞の場合は前にmostをつけます。

Importantやbeautiful、difficultなどが挙げられます。

こちらも音が長いという理由で決めてしまうとミスの原因になるので、わからない単語は必ず辞書で検索してください。

3音節以上の単語を最上級にすると、

  • Important→the most important
  • Beautiful→the most beautiful
  • Difficult→the most difficult

となります。

元の語形に関係なく、不規則に変化する単語

中には、音節や語形が関係なく変化する単語もあります。比較級と覚えておくと便利です。

原級 比較級 最上級
good / well better best
bad worse worst
little less least
much / many more most

最上級の例文

それでは、最上級の例文を幾つか紹介しますので、参考にしてみてください。

  • The newscaster said that today was the hottest day in this summer.
    (ニュースキャスターは、今日が今年の夏一番暑い日だったと言いました)
  • This actress is the most famous in the world.
    (この女優は世界で一番有名です)
  • She got the highest score in her class.
    (彼女はクラスで一番高い点数を取った)
  • Today is the worst day in my life.
    (今日は私の人生の中で最悪の日だ)
  • She said that today was the best beautiful day in my life when she had her wedding party.
    (彼女は結婚パーティーの時に、今日が彼女の人生の中で一番美しい日だと言っていた)

最上級の使い方のポイント

最上級の使い方は、語形の変化とtheをつけることを覚えておけば難しくありません。

逆に、この2つをしっかりと理解できていないと減点の原因になってしまうので注意するようにしましょう。

最上級では、「同じグループで」「クラスで」「家族で」といったように、対象が一番、もしくは最下であることを説明するための比較対象があります。

基本的にこの比較対象は文章に付け加えられますが、100%誰が見ても対象がわかる場合は、付け足す必要がありません。

しかし、自分がわかっていても周りがわからないという可能性も高いので、慣れていないときは付け加える習慣をつけた方が無難でしょう。

例文

  • She is the smartest in this school
    (彼女はこの学校で一番頭がいい)
  • Mt. Everest is the highest mountain (in the world).
    (エベレストは一番高い山だ)
  • He is the best tennis player in this world.
    (彼は最高のテニスプレイヤーだ)

まとめ

最後に最上級についてのまとめを行います。

  1. 最上級は、主語である物や人を、別のものと比較して最上または最下を説明したいときに用いる文法
  2. 最上級の語形変化は、音節の数によって異なる
  3. 最上級の場合は、かならず前にtheをつけることを忘れてはいけない

最上級は、語形変化とtheをつけることをマスターできれば後は簡単です。

基本的に最上や最下を表す比較対象が必要なので、慣れないうちはしっかりと比較対象を明記する習慣をつけるようにしましょう。

 

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