be動詞とはなんですか?と言われたら、あなたは何を考えますか?「I am のamのところ!」と答える方もいれば、「~です、と訳す単語!」と答える方もいるかもしれません。
実はどちらも間違いではありません。
be動詞は奥深い単語です。そして英語の苦手克服の上で、最初にマスターするには1番手を付けやすい単元であるとも言えます!
ではまず、be動詞にはどんなものがあるのかを挙げてみましょう。
be動詞の一覧
be動詞には、以下の7つがあります。
- be
- is
- am
- are
- was
- were
- been
beは言わるゆる原型ですね。
amはご存知の通り、I が主語の時にだけつく形です。
isは、主語が人の名前や単数のもの、it、she、heなどにつきます。
areは、主語が複数のものにつきます。
was、wereは過去形です。
amとisの過去形はwasで、areの過去形はwereです。
そして、be動詞の過去分詞はbeenの一つです。
be動詞の訳し方
訳し方については、実に様々な訳し方があります。それは、be動詞が、「状態や存在を表す」という大きなカテゴリーにおいて意味をなしているからです。
例えば、
I am a teacher.
(私は先生です)
→(先生)であること!を意味しています。
It is rainy.
(雨が降っています)
→(雨が降っている)という状況・状態!を意味しています。
日本語訳をするにあたっては、上記のように、実に臨機応変に、流暢な日本語になるよう心がけて訳すことが求められます。
「~です」と訳すこともあれば、「~にあります」と訳すこと、「~にいます」と訳すことだってあります。どれも間違いではありません。これって、すごいことですよね!
be動詞と一般動詞の違い
be動詞が、状態や存在を表しているのに対して、一般動詞は、動作を表しています。以下に例文をあげますので、様子を思い浮かべながら読んでみてください。
例文
①I am in a hospital.
(私は病院にいます。)
②I go to a hospital.
(私は病院に行きます。)
①と②の違いは、何でしょうか?
違い1:
- ①はbe動詞がつかわれている。
- ②は一般動詞がつかわれている。
違い2:
- ①は私の「状態」を表している。
- ②は私が「何をしているのか(動作)」を表している。
こう見てみると、be動詞である am は、I と hospital をつなぐ、「支え」のような役割です。「つなぎ」、とも言えるかもしれませんね。
それに対して、一般動詞の go は、I とhospital の二つに対して、「どのように主語が働きかけをしているのか」を明らかにしており、非常に大きな存在感を持っているのがわかります。
つなぎのbe動詞とは違い、その単語一つに唯一の意味があり、それが抜けると文章が、意味をなさなくなってしまいます。
一般動詞の違いのイメージしてみよう
カタコトの日本語を話す外国人をイメージしてみてください。
「ワタシ、ビョーイン!」
「ワタシ」は、「ビョーイン」に、「行った」のか、「探している」のか、それとも「ビョーイン」で「働いている」のか、「診察を受けている」のか。
「ワタシ、ビョーイン」と、外国人が病院で言葉を発した時に、他者が理解できるのは、「ええ、あなたは病院にいるわね。」ということだけです。
「病院…それで、何かしたいの?」とそれ以上の理解をするためには、一般動詞を述べてもらうことが必要になるわけです。
be動詞と違い一般動詞には決まった意味がある
ひとつの一般動詞で、「歩きます」であったり、「行きます」と言ったことを雄弁に語れるのが一般動詞です。
逆に言うと、一般動詞が必要なセンテンスで一般動詞が抜けたり、一般動詞が含まれたセンテンスでその動詞の意味が理解できないと、私たちはなにも知ることができないのです。
皆さんもご存知の通り、一般動詞の数は膨大です。全てに違った意味があるため、覚えるのが非常に厄介です。
その点では、be動詞は、たった7つを覚えるだけでマスターできてしまいます。使い分けも数が少ない分、簡単に覚えられますよね。
英語が苦手でなかなか苦手意識を克服できない、と感じているのなら、あなたが手をつけるのにはうってつけの単元と言えるでしょう!
最後に
いかがでしたか?
be動詞について知ることは、英語を理解する大きな1歩です。英語に限らず、勉強は、「楽しい」と感じる瞬間が多いほど、立ち向かう上でのハードルが下がるものです。
ひとつでも「わかる!知ってる!」と感じられることを増やせば、自然と「できる!よし!楽しい」に繋がっていくはずです。
あなたの英語学習の大きな1歩のために、be動詞を仲間に加えてみてはいかがでしょうか?