“in which”の意味と使い方を詳しく解説!ポイントは日本語訳にしないこと!

長い文章を理解する上で、意味をしっかりと押さえておかなければいけないのが関係代名詞です。関係代名詞が全くわからない、という人も多いのではないでしょうか?

関係代名詞は、英語の中でもつまずきやすい文法と言われ、これが原因で英語に苦手意識を持ってしまう生徒さんも少なくありません。

その中でも、少し厄介なのが「in which」です。

「前置詞も入っているしどういうこと?どうやって使えば良いの?」と混乱してしまう人も多い文法の一つです。

そこで、今回はin whichの意味や使い方、覚え方などを解説していきたいと思います!是非参考にしてみてください。

in whichの意味は?

in whichを辞書で調べると、「その中に」「それに」「これに」などの意味で出てきます。

「なにそれ」

その一言に尽きるでしょう。というのも、in whichを含む多くの関係代名詞は、日本語訳にすることがとても難しいのです。

なぜ関係代名詞は訳せない?

生徒さんだけでなく英語を勉強している大人も関係代名詞につまずく理由が、関係代名詞という文法が日本語に存在しないからです。

つまり、関係代名詞は日本語にないのです。だからうまく訳すことができません。

日本語を話し慣れている私たちは、英語に対しても自然と日本語のルールで考えてしまいがちです。

これは無意識にしてしまうのでどうしようもできません。そして英語を英語のルールで考えられるようになるまでは、とても時間がかかります。

意味でなく使い方を覚えよう!

なので、意味を覚えて使おうと思ってもあまり意味がありません。

重要なのは、しっかりとin whichの使い方を学ぶことと、何故in whichのような言葉が必要なのかということを理解することです。

in whichは何故必要か?

まず、英語でなぜin whichのような言葉が必要なのか説明します。

「これは、私の英語の先生が住んでいる家です。」

日本語のこの文章を、そのまま英語で表そうとすると

This is my English teacher lives house.

英文法としては間違いですが、日本語に慣れている私たちは、そのまま読んでも意味がわかるのではないでしょうか?

しかし英語の文法的には、接続詞もなく一文に動詞が2つ入っていますし、文の構成も『主語+動詞+目的語+動詞+目的語』と訳のわからない文法になっています。

正しい英文を作るために

これはいつも勉強している英語ではないですよね。

そこで、使うのがin whichをはじめとする関係代名詞なのです。

日本語はそのような文法は要りませんが、英語にはこの文法がないと、日本語の文章のような意味の文を作ることができないのです。

日本語の「私の英語の先生が住んでいる」など名詞を飾る文章を修飾文と呼びます。このような修飾文を作るためにあるのが関係代名詞だと覚えましょう!

in whichの使い方と例文

in whichはin(前置詞)とwhich(目的格)が組み合わさった関係代名詞です。

文章の作り方は例えば以下のようになります。

・主語+動詞+目的語+in which(関係代名詞)+主語+動詞

関係代名詞によって2つの文章がつながる

このように、関係代名詞を入れることによって目的語を修飾させる文を加えることができるのです。

関係代名詞でwhichを使用する場合、目的語は、動物や物、事が対象になります。そして、前置詞のinが含まれているので、名詞の前にinが使われる目的語が対象であると覚えましょう。

a houseの場合、「家に」「家の中に」を表すin a house であればa houseをwhichに置き換え、in whichになります。

先ほどの例文を見てみよう!

先ほどの「これは、私の英語の先生が住んでいる家です。」という文を見てみましょう。

この文が家を紹介したい文だと言うのはわかりますか?

家を紹介したい文なので、まず「This is a house」という文章が作られます。そして、どんな家か説明したい文が「私の英語の先生が住んでいる」です。つまり、家の修飾文になります。

英語で表すと、「my English teacher lives in」です。

This is a houseのa houseが目的語なので、a houseの関係代名詞としてwhichを使用します。 そして、inが含まれているのでin whichとして使います。

文法通りに文章を組み立てると、

This is a house in which my English teacher lives.

となります。

何の修飾文なのかがポイント

このように、in whichの含まれた文章を読む・書く場合は、どの名詞が修飾文の必要としている名詞なのか見極める必要があります。

そして、日本語と異なり、修飾文は修飾する名詞の後に来るということをしっかりと押さえましょう。これを理解しているだけでも、読解のスピードは上がります。

最後に例文をいくつか紹介します。

例文

(1) I will buy a house in which my parents will live.
(私は、両親が住む家を買うつもりです)

(2) I could get a job in which I really wanted to do.
(私は、私が本当にやりたかった仕事を得ることができました)

(3) My younger sister loves this movie in which her favorite actress appeared.
(私の妹は、彼女のお気に入りの女優が出演したこの映画が大好きです)

最後に

いかがでしたか?

In whichのポイントは

  1. 修飾文が必要な名詞を見極める
  2. 基本的な構成(主語+動詞+目的語+in which(関係代名詞)+主語+動詞)を覚える
  3. 日本語と違い(この認識が大切)英語の修飾文は修飾する名詞の後になる

日本語にはない文法なので、多くの文章を読み、問題を解き、用法に慣れる必要があります。

ややこしい文法に見えますが、使いこなせればとても便利な文法です。頑張って問題数をこなして自分のものにしていきましょう!

 

講師は全員東大生!ファースト個別

講師は全員東大生!教室指導も、オンライン指導も可能!

今、子供の教育において市場で解決されていない大きな問題の一つは、家庭学習です

コロナ時代において、お子様が家で勉強する機会が多くなり、家庭学習における保護者様の負担はより増大しています。学習面の成功は保護者様の肩に重くのしかかっているのが現状です。このような家庭学習の問題を解決します!

講師は全員現役の東大生、最高水準の質を担保しています。


講師は全員東大生!ファースト個別はこちら