中間、定期テストの勉強法!教科別効率の良いテスト勉強の仕方

中間・定期テストの点数を上げようと勉強をしている人は多いと思います。それも教科ごとにちょっとしたコツによって勉強の効率を上げることができます。

テストの点数は、「才能×時間×効率×集中力」できまります。効率を2倍に上げることができれば勉強時間が増えなくても成績を上げることはできます。

今回は、教科ごとのちょっとしたコツを紹介します。

勉強は時間効率がすべて!

先ほども書いたとおり勉強は効率を上げることが大切です。わかりやすく説明します。

A君は1単元を習得するのに10時間かかるとします。一方、Bさんは1単元を習得するのに5時間でできてしまいます。

A君、Bさんともに10時間勉強したら、A君は1単元を身につけ、Bさんは2単元を身につけることができます。1単元分のテストがあるとするなら、A君は10時間勉強しなければいけないし、Bさんは5時間の勉強で済みます。

Bさんは余った5時間で他の勉強をしてもいいし、趣味や部活に時間を使うこともできます。

つまり成績の差は時間効率の差と言っても過言ではないのです。中間・定期テストの勉強は、頭の良し悪しをはかるものではなく、時間効率を上げる競争ということもできるのです。

数学のテスト勉強のやり方

数学の勉強をするときにほとんどの人が、中間・定期テストの範囲の問題を解いていくと思います。

時間に余裕があるなら、端から端まで丁寧に解いていくのがベストだと言えますが、実際にはそんなに時間的な余裕はありません。では数学で時間効率を上げるためには何をすればいいかというと、一番初めにやるべきことは、解けるかのチェックです。

解ける問題を時間をかけて解くことは、実は時間の無駄といえます。

もちろん、スピードと正確さは上がるかも知れませんが、それならばスピードと正確さを上げるトレーニングとして意識して問題を解かなければいけませんし、他の教科との勉強時間のバランスも考えなければなりません。

ですから、解ける問題に勉強時間を奪われないようにするために、解けるかのチェックをして、解けない問題のみ集中的に勉強した方がいいのです。

また、数学の勉強で時間が奪われるのが、応用問題を考える時間です。

一生懸命考えていると10分20分と簡単に時間が過ぎてしまいます。勉強時間が限られている中で解らない問題に5分以上の時間をかけるのはもったいないことです。

ですから、解けない問題があり5分考えてわからないようなら、解答解説を読んで理解してしまえばいいのです。

解答解説を読んで理解が進み、もう一度解いたときに自力で解けるのなら、それはレベルアップしたことに間違いはないのですから。

英語のテスト勉強のやり方

5教科の中で、勉強時間に比例して最も成績が上がりやすいのが英語だといえます。

「語学に天才なし」という言葉もあるとおり、コツコツと勉強するしかありません。もちろんそれが基本なのですが、それでもちょっとしたコツで時間短縮をすることができます。

英語は文法の理解と単語・熟語の暗記とありますが、基本的には暗記科目と捕らえていいと思います。

暗記科目と割り切るのであれば、なんと言っても効果的なのが音読です。英語の例文を暗記するときなど、目で見て勉強するだけなら「目」しか使っていませんが、音読をすると「目」はもちろんのこと、読むための「口」と自分の声を聞いている「耳」と3つの器官を使っていることになります。

効率が単純に3倍になるわけではありませんが、「目」だけの勉強法より圧倒的に定着は良くなります。

また、英語が苦手な人は、英単語のスペルを文字として覚えようとしている人が多いようです。

英単語は「文字」と「音」を結びつけて覚えなければ、なかなか定着しません。そのためにも電子辞書やネットなどで、実際に音を聞きながら勉強すると効率が上がります。

教科書の例文をすべて吹き込んである音声データなども販売していますので、試験範囲のものをBGMで流しておくだけでも効果はあります。

国語のテスト勉強のやり方

国語の定期テストのアドバイスは、じつは一番やりにくいのです。

国語の中間・定期テストの問題は、作成する先生により方向性が大きく分かれてしまうからです。問題の方向性は大きく分けて3つのタイプに分かれます。

1つ目は、指導書に忠実でオーソドックスな問題を作る先生です。

このタイプの先生であれば対策は簡単で、教科書準拠のワークや問題集を解けばいいのです。このとき主観はいれず「○○が答えになっていた」ということを知識的に習得してしまっても成績は上がります。

2つ目のタイプは、先生が自分の解釈を押し付けるタイプです。

このタイプの場合、何よりも重要なのが「授業中に先生が言ったこと、黒板に書いたこと」になります。純粋に国語が好きな生徒は、このタイプの先生と相性が良くないのですが、中間・定期テストでは点数を取るために、割り切って勉強しましょう。

3つ目のタイプは、入試を意識して模試に近い形で問題を作成する先生です。

このタイプは入試で使える国語力を育ててくれる代わりに、中間・定期テストに対して、付け焼刃的な対策は採りづらくなってしまいます。このタイプの先生にあたったら、成績を上げるためには、塾などでオーソドックスな国語の学習を続けるしかありません。

社会・理科のテスト勉強のやり方

社会・理科・に関しては暗記科目と言われています。この科目で効率を上げるには、暗記の効率をどう上げるかにかかっています。

そのために、一番重要なことは、テキストや参考書などを複数使用しないことです。人間は暗記するときに、文字だけで暗記しているわけではありません。

地理なら地図の絵、歴史なら年表、理科でも図や写真などがあります。

短時間に暗記をするためには、あまり違う図・表・写真などを見ないで、同じものを見続けた方がいいのです。文字としてではなく、図として覚えていると、「図の右上に描いてあった」とか「左ページの下に載ってた」とか、断片的に思い出せることがあります。

そして、そうした断片的な情報が、答えを思い出すのに大きく役に立ったりします。ですから、社会・理科のような暗記科目は「これで勉強する」と一つに決めて、同じ図を繰り返し見るようにした方が効率的です。

まとめ

大きく教科ごとの効率の上げ方を紹介しました。細かい勉強方法はまだまだ沢山ありますが、まずは、ここに書いてあるようなことをヒントに勉強してみてください。

大切なことは、勉強の効率を上げよう、時間短縮をしようと意識しながら勉強することです。

 

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