関係代名詞”whose”の使い方!ポイントは先行詞の格に注目すること

関係代名詞は、2つの英文を接続させる接続詞の役割を持っています。関係代名詞という名前の通り、heやsheなどの代名詞的な役割をすることができます。

代名詞の役割があるということは、関係代名詞にも格があるということです。格というのは、主格・所有格・目的格のように目的に応じて形が変わるもののことです。

例えば、he his himのように形が変わります。格というとかなり難しく聞こえてしまうので、見た目、と思ってもらった方が良いかもしれません。

このように関係代名詞にも格があるので、文章によってどの関係代名詞を使うべきか判断をする必要があります。すごく難しそうに見えますよね。

そこで、今回は関係代名詞の唯一の所有格であるwhoseについて解説をしていきます。

whoseとwhoの違い

まず、whoとwhoseの違いを説明します。

whoは代名詞での主格であり、whoseは代名詞での所有格に位置しています。

代名詞で例えると、whoはI、whoseはmy、ということになります。

ここで注意してほしいのが、whoは人に対して用いられる関係代名詞ですが、whoseに関しては人以外の場合でも用いることができる関係代名詞です。

whoseに関しては人以外の場合でも使える!

whoseは関係代名詞の中で唯一の所有格になるので、人以外にも使うことができるということです。所有格にはthatやwhichを用いることができません。

whoseは先行詞である名詞の所有格として用いるので、先行詞の所有している何かを形容詞節で表す場合に使われる関係代名詞です。

では、実際にどのような場合に使われるのか例文で確認してみましょう。

whose の使い方

whoseは形容詞節において、先行詞の所有している何かに焦点を置く場合に用います。

しかし、このように文章だけで説明していてもわからないですよね。では、まず関係代名詞で接続させる2つの文を書いてみましょう。

・I met the girl. (私は少女に会った。)
・Her mother is a famous doctor. (彼女の母は有名な医者である。)

この文章では、母が有名な医者である少女に会った、ということを言っています。

関係代名詞で文をつなぐために

The girlとherが同じ人物というのはわかりますか?そして、The girlが修飾したい先行詞であり形容詞節はHer mother is a famous doctorになります。

形容詞節では少女が所有しているものである(言い方悪いですが)母が医者であるということを伝えています。

よって、the girlと同じ人物であるherが、whoseが入れ替わるべき場所なのです。

以上のことを踏まえて例文にすると、

I met the girl whose mother is a famous doctor.

ということになります。

Whoseは先行詞の格に注目する!

先行詞とは関係代名詞が修飾する単語のことです。

Whoseを用いる場合は、先行詞そのものに焦点を当てるのではなく、先行詞が所有している何かに焦点を当てるということをしっかり押さえましょう。

この部分が理解できないと、whoとwhoseを混同してしまう原因になってしまいます。

では、例文をいくつか紹介します。

先行詞と形容詞節がどれか確かめながら見てくださいね。

関係代名詞Whoseの例文

She is the student whose score of English test was the best in this class.
(彼女はこのクラスで英語のテストのスコアが一番良かった生徒です。)

I know the lady whose pet dog is very cute.
(私は、飼い犬がとても可愛い女性を知っています。)

I want to talk with the boy whose father is a very famous actor.
(私は、父が有名な役者である男の子と一緒に話がしたいです。)

まとめ

それでは、whoseの用法についてポイントをまとめました。

  1. whoseは関係代名詞の所有格なので、位置づけはmyと同じ
  2. whoseは先行詞そのものを修飾するのではなく、先行詞が所有している何かを修飾するためのもの
  3. whoseの対象は人だけでなく、人以外の所有格の場合でも用いる必要がある

最初はwhoにすべきかwhoseにすべきか先行詞を見分けることがとても難しいと思います。

whoとwhoseを見分けるためには、主格と所有格の違いをしっかりと理解する必要があります。主格と所有格を理解できたら、たくさん問題を解いていきましょう。

たくさん問題を解くことによって、whoとwhoseを見分けられるようになり、whoseの使い方に慣れることができます。

 

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