センター試験の英語対策!京大合格者が語る英語の勉強法

センター試験は皆が受験するのだから基本的な問題が出題されるはず、ということは間違えていませんし、もちろん、英語にも当てはまることです。

全ての受験生にとって必須となる試験ですから、平均的な受験生が平均的な点数を取得できるように出題されるようになっています。

さて、ここでこの話を英語について当てはめるとどうなるでしょうか。

平均的な受験生がもっているはずだと、出題者たちが考える能力、それは、英語に対する広い知識です。学校で学習する「学校英語」のカリキュラムから、どれだけ正確な知識を獲得できているかどうか、ということが問われることになります。

つまり、例えばコミュニケーション能力などというものは一切不要です。

もちろん、確かに最近学校でも英会話の授業が展開されるなどの形で、今風な授業が提供されることもあるでしょう。

ただ、それでも尚英語教育の中心は文法事項をしっかりとおさえ、適切な日本語へと還元した上で英文の内容を理解する、というスタイルが貫かれています。

ということで、このようなカリキュラムを前提としたセンター試験でも、基本的には今まで通りの学習を中心として対応することが十分に可能ですし、むしろそれが王道です。

センター試験の英語を勉強する際に意識すること

詳細な目標設定が必要

センター英語についても、それぞれが目標とすべき点数をまず設定することからはじめましょう。

ただ、その際には注意点があります。「全体で〇〇点」という形で、大まかな点数設定をするのではなく、各大問でそれぞれ〇〇点ずつ、というように、詳細めな目標設定をし、それぞれの得点率をクリアできるような対策を練るべきです。

例えば、200点満点で160点を目標に設定したとしましょう。

つまり、40点分は間違えることができるわけですが、この失点部分をどこに振り分けるのかによって、大きくアプローチが異なります。

極端な話、長文読解のスピードが遅い方であれば、長文一つを丸々捨ててしまって他の箇所はほぼ満点を狙うというような作戦を立てることもできますし、あるいは文法問題系は全て捨ててしまって(ということは、細かい四択の文法問題の練習に時間を大きくとる必要がなくなるわけです)、文章読解能力を伸ばすことに尽力するという作戦も可能です。

つまり、大枠の目標設定をしているわりに、その実具体性に欠けてしまうのです。

ということで、それぞれの箇所につき、得意不得意、自分の伸びしろ、やる気などを総合的に考慮して、自分なりの目標設定を作ってみましょう。

詳細な時間配分が必要

次に、実際に80分という試験時間をどのように配分するのか、という点についても、しっかりとしたスケジューリングが必要です。

というのも、現実的に考えて、80分の試験時間にしては出題数が圧倒的に多いのがセンター英語。とすると、時間を気にせずはじめからゆっくりと解いているようでは、時間が足りなくなってしまうという結果は目に見えています。

そこで、事前に過去問や予備校本などで練習を重ねる中で、自分の能力ではおおよそどの程度のペース配分をすれば全問を無理なくさわることができるのか、計画を立てておくことが重要となります。

長文読解が早く終わる方であれば、各大問15分に設定した上で、文法問題などにしっかりと時間を割けば良いですし、あるいはその逆も考えられますね。

目標とする点数をクリアするための試験時間中のスケジューリング、という観点で、計画性をもって試験に臨むことが重要となります。

センター英語の文法系の問題について

さて、最初に述べたように、センター英語ではいくつかの出題形式があるとは言っても、基本的に総合的な英語力が前提とされています。

そして、前半の文法中心の問題群、後半の文章題中心の問題群に二分することができますね。まずは、前者の問題群について、意識すべき点についていくつか指摘しておきましょう。

文法問題などについて

英文法、厄介ですよね。

英単語、多いですよね。

英熟語、面倒ですよね。

面倒尽くしの前半部分、どうしても億劫になってしまう気持ちは分かります。

が、ご理解頂きたいのは、それぞれの目標次第ではありますが、基本的に「全問難易度がかなり高い」というような事態は発生しません。

それぞれの文法項目に関して、基本的な知識、基本的な構文などをしっかりと理解し、暗記している方であれば、おおよその問題について得点源とすることが可能です。

センター英語について満点を目指すという方以外については、「7割の人間が正解する設問」をコンスタントに正解する力を付けることに集中すべきです。

とすると、全ての文法事項等の知識について難問が問われるわけではない以上、まずは基本的な学習を中心とすべきです。

基本的な学習とは

基本的な学習とは、市販されている四択の文法問題集をとにかく反復して頭に入れることに尽きます。答えを覚えるだけでは意味はありませんが、どの問題に触れるとしても、しっかりとその英文に含まれる事項について、全て網羅しながら反復するのです。

例えば、ある一文の中の空欄に、適切な関係代名詞を選択しなければならないような問題があったとしましょう。

もちろん、この問題のテーマは関係代名詞ですので、それについての知識をしっかりと整理することは大切です。

ただ、それだけで終わらずに、括弧以外の箇所で使用されている前置詞の使い方であるとか、分詞構文の訳し方など、仔細に情報整理することを繰り返すのです。

こうすることによって、普通の学生であれば「たったの一問」に過ぎませんが、詳細な学習をした学生にとっては「いくつかのポイントが含まれている数問」に置き換えることができるのです。

確かに、当該問題集の一周目の学習は非常に時間がかかりますが、一周目が終わったときに、色々な箇所の文法事項を常に意識した学習ができていますので、驚くほどの力がついているはずです。そして、これを何度も繰り返すことになります。

並び替えの問題について

並び替えの問題は?と思われるでしょう。もちろん、形式に慣れることは必要です。

が、四択の文法問題をこのような形で精通している学生にとっては、形式に慣れるという意味以外で並び替え問題などに力を割く必要はなくなります。

そもそも並び替え問題においても問われているのは文法力です。

単発的な知識だけを習得するのではなく、英文中での各文法事項の意味・一文の中での当該文法事項の位置付けを理解できていれば、文章構成能力もついているはずです。

さらに言えば、並び替え問題こそ、一度解いてしまうと二度目以降の演習の効果が薄まります。

二度目以降に演習するときには、薄らしたものであったとしても前回の記憶が残ってしまっているので、「文法事項について考える」というよりかは、「答えの文章を思い出す」という観点での学習に傾倒してしまいます。

というわけで、並び替え問題に大きな労力を割くのは非効率的でしょう。

アクセント問題などについて

センター英語の入り口に設定されがちなアクセント・発音などの問題についてですが、これらをまとめた問題集があるのは事実です。

が、そこまで手を回す余裕はありますか?そして、これらの問題に配分される点数はそこまでの労力をかける必要があるものでしょうか?

極論を言ってしまえば、捨ててしまっても構いません。そして、英語を勉強してきた自分の素養に賭けて、ぶっつけ本番で挑んでみるのも一つでしょう。

そこまでの度胸がないにしても、例えば、普段からアクセントなどに注意をしながら学習していれば、よく出題されがちな単語などについては、音の知識は醸成されているはずです。

無視するなら完全に無視する、気になるのであれば普段からの学習の中でおさえておく、これが理想です。

不安な気持ちは理解できなくはありませんが、わざわざ問題集にお金を払う必要はありませんよ。

センター英語の長文系の問題について

さて、次は後半の長文問題系の出題について、簡単に指摘しておきましょう。

詳細については、別項にて「英語長文読解のコツ」についてご説明させていただいたのでそちらをご参照下さい。ここでは、センター試験特有のポイントについてご紹介しておきます。

長文問題は通常三問出題されますが、特色で分けるのであれば、資料問題と純粋な読解問題でしょう。

資料問題について

まず、資料問題についてのコツですが、そもそも英語の読解力はそう必要とされません。

なぜなら、英語の読解力を問う問題は後に二問控えておりますので、ここでさらに反復して問う意味がないからです。純粋に、英語で提示された「資料を読み解くことができるか」が問われているのです。

ここでも極論をまずは呈示しますが、例えば、英語の長文自体を読まずに与えられた資料を分析するだけで、半分くらいの設問は解けるはずです。

時間が限られたセンター英語の中で、わざわざこの資料問題についての長文を全て読破するには限界があります。

ということは、どこかで時短をしなければならないわけで、すると、必然的に浮かび上がってくるのがこの箇所でしょう。資料を見ればわかる問題についてはさっさと処理してしまう。これがベストです。

さらに、資料問題に付された長文についてですが、長文と言うには短すぎる文章が付されているだけですよね。

ということは、各設問の答えを記している箇所を見つけるのもそう難しいことではありません。

私は基本的に資料問題については7分程度を目安にしていました。

後半二つの長文に時間を割きたかったというニーズのために、敢えて本文の分析についての優先順位を落としていました。

そして、時間が余ったとき、その見直しの過程で、自分の推察が合っているのかどうかを検討する意味でも、資料問題に付された長文を検討するというプロセスを採用していました。

読解問題について

おおよそのイメージですが、細部についての読解を要求する大問と、全体的な読解を要求する大問の二つが出題されますよね。

ただ、戦略的なことについて付言するのであれば、後半二つの大問については、配点が非常に大きく割り振られています。

ということは、それぞれの目標次第ではあるでしょうが、この長文を大きく読み違えてしまうとかなりの痛手ではないでしょうか。

最後の大問の最終問題、文章全体に関する正誤判断をさせる問題では、特に受験生のプレッシャーの種となるでしょう。

ということで、この問題をしっかりと得点して、センター英語で高得点を獲得したい方には、後半二つの英文について、時間の許す限りでの詳細な読解をおススメします。

もちろん、一文ごとに逐語訳をせよというわけではありませんが、それくらいの心意気で読解すると、当然のことながら正答率はグンと上昇します。

難化しようが易化しようが関係ありません。そもそも平均的な受験生を念頭に置いた試験ですから、二次試験ほどの難解な内容が出題されるわけがありません。

とすると、しっかりと学習を積んでいる方であれば、時間さえかければ誰でも読み解くことができるレベルの長文が出題されるはずです。

センター英語リスニングについて

残念ながら近時導入されたリスニングテストに関しては、どうしても「聞いて理解する」という感覚的な英語理解をもって対応しなければなりません。

そして、この能力に関しては、試験前に勉強すればなんとかなるというような形で、一朝一夕に成績を上げるという方法は存在しません。つまり、基本的な学校英語教育からは獲得しにくい能力となっているのです。耳が英語に慣れていなければ話になりません。

したがって、普段から何かしら英語を聞き取る練習を欠かさないことが大切です。

机に向かって「よし、リスニングの勉強をするぞ」というように畏まる必要などありません。例えば洋画を観てみたり、NHKのラジオ講座を聞いてみたり、手段はたくさんあるはずです。

そのような日常的な習慣付けをすることで、リスニング問題には対応すべきでしょう。

さいごに

英語の総合力が問われる、とは申し上げましたが、もう少し詳細に説明すると、「英語試験の総合力が問われる」という言い方が正確でしょう。

つまり、試験時間中の戦略、特に時間との関係でペース配分をしっかりとできるかどうかという能力も併せて問われているのです。

はじめに申し上げた通り、難易度自体はそこまで高いものではありません。誰でも時間をかければ高得点を取ることができるような内容です。ただ、そこに80分という制約が加わることによって、難しく感じさせられているだけなのです。

したがって、入念なシミュレーションの下、その計画通りに試験時間を過ごすことができれば、必ず必要な点数を獲得することができます。

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