期末テストの対策と勉強法!成績アップのためにすべきこと

中学校・高校では、学期ごとに中間・期末テストがあります。

実は「テスト」と言っても色々な目的のものがあり、それによって対応方法が違います。例えば「入試」は合格者と不合格者を分けるためのテストなので、受験者の点数が合否判定をしやすいように分布するのが理想です。

そのため基本的な問題から正答率が10%をきるような問題まで、幅広く入っています。平均点は100点満点で60点程度が理想と言われています。

一方、授業内の小テストは授業でやったことがどの程度定着しているか、宿題をしっかりやっているかを確認するためのテストで、100点を取れるようにつくってあります。生徒の学習習慣の管理や学習に関するモチベーションのアップが目的だからです。

では、中間・期末テストの位置づけはどうなっているでしょうか。

中間・期末テストは決められた期間内に教えたことが、どの程度定着しているかを見るものです。

特に公立中学校では、学習指導要領で指定されている範囲のことがしっかりできていればいいので、応用問題や難問はそれほど多くは含まれません。

以上のことから中間・期末テストの勉強法は、難しい問題をたくさん解くのではなく、基礎基本の反復練習をして、ミスを減らす勉強が効果的だといえます。

期末テストの勉強は目標設定から

中間・期末テストに向けての勉強をするならば、一番初めにすることは問題集を開くことではありません。

もっとも大切なのは目標設定とスケジュール管理です。

前回のテストの結果から良かった科目、悪かった科目を確認し、どの科目の点数を上げたいかを確認します。そして科目ごとの目標点数を決めます。目標を決めることは2つ効果があります。

1つ目は目標を決めるだけで勉強のモチベーションが上がることです。

2つ目はテストの結果が返ってきたときに、自然と反省検証が行われることです。目標があることでそのテストが成功だったか失敗だったかがはっきりします。

成功だったら次回も同じ勉強方法をすればいいですし、失敗だったら勉強方法を改善しなければいけません。ですから目標を決めずに中間・期末テストの勉強することは、勉強の効果が半減すると言ってもいいすぎではないでしょう。

期末テストまでのスケジュール管理

次にスケジュールを決めていきます。

理想としては中間・期末テストの3週間前ですが、難しければ2週間前から勉強しましょう。

まずは、その勉強期間の中から勉強に当てられる時間を考えます。(平日2時間×5日+土日5時間×2)×2週間=40時間程度を目安にしてください。

この40時間を得点を上げたい科目に重点を置きつつ、科目間でバランスよく割り振ってください(例:英語15時間、数学10時間、社会6時間、理科6時間、国語3時間)。

時間配分が決まったら、どの日にどの科目を勉強するのかスケジュールに入れていきます。

このとき理科・社会などの暗記科目はテストの直前に配分した方が良いでしょう。逆に英語・数学などの積み上げの科目は、早い時期から勉強してもかまいません。

実際に勉強してみるとスケジュール通りにはいかないと思いますが、それでいいのです。

スケジュールからずれたら、調整をしながら試験前日までの勉強時間のバランスをとってください。実はスケジュール管理も上手下手があり、練習によって上達するものなのです。

スケジュール管理が中間・期末テストのたびに少しずつ上手くなっていけば、成績もそれにつれて上がっていきます。くれぐれも、スケジュール通りにいかないからといって、スケジュール管理を投げ出さないでください。

期末テストの勉強では教科書・ノートを見返そう

中間・期末テストは、授業をした先生が作成することがほとんどです。

つまり、授業中にテストに出すところを教えてくれているはずです。中には「ここテストにだすよ!」と教えてくれる先生もいます。

ですから、勉強をするときに一番初めにすることは、授業のノートを見返すことです。よく問題を解くところから勉強を始める人がいますが、記憶が薄れていた場合、間違えだらけになり時間効率が悪いしモチベーションも下がってしまいます。

まずは教科書・ノートを見返し先生が教えてくれてことを思い出してください。

参考リンク:ダメなノートのまとめ方!その取り方では成績は上がらない!2

期末テスト対策で解くべき問題

どんな問題を解くといいかというと、なんと言っても授業や宿題であつかった教科書・プリント・ワークなどでしょう。

先生は問題を作成する際に、自分が何を教え何を練習させたかを確認します。

教えてないことを中間・期末テストにだすことは望ましいことではないからです。

よくやってしまう成績が上がらない勉強法は、本屋で売っている市販の教材を使用することです。先生が作る中間・期末テストの問題は、今まで勉強した中からでます。

ですから学校のワークなど、授業や宿題で出されたものを反復するほうが効果的です。勉強するものがなくなったら、同じ問題を繰り返し解いてください。そのほうが記憶にもよくのこりますし、成績アップには近道です。

点数が上がる答え合わせの仕方

当たり前ですが、問題を解いたら答えあわせをします。

そして間違えたところが実は「宝の山」なのです。勉強で間違えるところは、どの生徒も同じようなところです。

つまり自分が間違えたところは、他の人も間違えた可能性が高く「間違えた問題が中間・期末テストにでる!」のです。

間違えた問題をしっかり解き直し、さらに中間・期末テスト直前にもう一度見返すと完璧でしょう。

期末テストの勉強時間を短くするコツ!

実は中間・期末テストで間違える一番の原因は、単純に「忘れている」ことがほとんどなのです。

中間・期末テストが終了してから、次の中間・期末テストまで、短くて1カ月、長いと3ヶ月ほどあきます。3ヶ月前に勉強したことを全部覚えていられる人はほとんどいません。

ほとんどの人は5割以上忘れてしまっていると思います。そして忘れてしまったものを思い出す時間というのは、勉強時間の中で一番もったいない時間なのです。

なぜなら、1回した勉強と全く同じことをもう一度することになるからです。では、忘れないためにはどうしたらいいのでしょうか。方法は簡単で「忘れる前に復習する」ことです。

忘れる前に復習すれば、さっと見直すだけで復習が終わります。忘れていないかをチェックするだけでいいので、時間にして10分もかからないかもしれません。

しかし、忘れてしまったことをもう一度勉強しなおすと6倍程度の時間がかかると言われています。10分ですむ勉強が60分かかる計算になります。

ですからコツコツとした日々の復習は、最終的に中間・期末テストの勉強時間を大幅に減らしていけることになりますし、その減った時間を応用問題の対策に当てることができます。

成績アップには、日々のコツコツとした復習が大切なのです。

成績アップのためのすべきこと

中間・期末テストでは誰でも成績を上げたいと思っています。成績アップのコツは、いたずらに勉強時間を増やすことではなく、

  1. 目標設定をすること
  2. スケジュール管理をすること
  3. 色んな問題集に手を出すのではなく、学校で扱ったものを繰り返し解くこと、
  4. 日々のコツコツとして復習を大切にすること、

だと言えます。

ここに書いてあることを参考にして、ぜひ中間・期末テストで成績アップを目指してください。

 

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